ついこの間。
久しぶりに来てくれたお客さんからの会話で、こんな話がありました!
以前酒を飲みながら彼に話したらしいんだけど、
こんな事もあったかもと思い出した。
昔の映画の話になりコッポラの「地獄の黙示録」や「ゴット・ファーザー」で使用されている音楽の話題になった。映画と音楽は切っても切れない関係だし、またその映画の背景にあっているかって言うのも大事な事だよね。「地獄の黙示録」はベトナム戦争だしさ!その中で使われる曲っていうのも決まってくるよね。戦争って悲しいし、究極のバイオレンスだよね。そんな時にハウスとかHIPHOPとかないよな。音楽って時代だしさ。戦争の重さを感じる音が選ばれる訳。ドイツのヒットラーも好んだワーグナーとかさ。またローリングストーンズとかさ。何か音の中に激しさと悲しさが同居している気がするよね。これがぴったり映画を盛り上げているわけだよな。
ま、そんな話をしていた訳。
彼は、その話が気になったらしく後日コッポラの映画を観たらしい。
もちろん「地獄の黙示録」。そして、代表作の「ゴット・ファーザー」。それらを観終わったら「ゴット・ファーザー」のロケ地でもあるイタリアに行きたくなったそうだ!偶然にも休暇が取れて行ける事になる。ローマのバチカンに行ったそうです。世界でも珍しい街の中にある小さな国だよね。オレからみたら不思議だけどね。「どうだった?」オレは聞いた。彼はかっこいい事を言った。「バチカンにコッポラがいた」そんな気がしたらしい。そう、映画のあのシーンを彷彿とさせたのかもね。その余韻が消えないうちにトレビの泉にコインを投げてきたそうです。その泉は皆さんもご存知のように背中越しに投げるとまた再会するという言い伝えがあるんです…
東京に帰ってしばらくしたら偶然かわからないけど、仕事(取材)でバチカンの話が舞い込んだそうです。不思議だよね。本人はもっと驚き、また感謝したのかもね。映画の話に始まってイタリアに遊びに行き、今度は仕事でまたローマへ。3.2.8で何気に話したことがこんな風に変化していく。面白いね。もちろん彼は喜んでまたバチカンに行けるし、またコッポラに会ってくるのかもね。
「自分が感じたバチカンってなんだろう。」
彼が言うので、オレはこう言った。
「それは映画と同じ建物や壁がそこにあったからって言うのももちろんだけど、一番感じたのは歴史の重みなんじゃないか。同じものをセットで作っても一旦壊したものはまた作り返しても歴史の匂いや重みまでは作れないもんな!
歴史って半端じゃないよね!大事にしたいよね。」
そして、たわいもない酔払いの話に感動し、またそれが縁で仕事まで繋がったことに感動し感謝した彼に乾杯。
ちょっと不思議ないい話に感動したG.Father。
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